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現代の日本で行われている仏教葬儀(以下、本テキストにおいては単に「葬儀」とする)は、
宗派による例外もあるが、授戒・引導を特徴とする限り、世界的にも珍しい儀式であろう。
ごく乱暴な表現をすれば、
仮に故人が仏教に対する信仰や知識の片鱗さえない者であったとしても、
これを没後に仏教に帰依させるのみならず、授戒作法で出家者に擬し、
さらに引導で出家修行者の最高段階である成仏(解脱)
に至らせるという強力無比な儀式である。
この作法にしたがうなら、
アメリカ大統領でもイスラム原理主義者のテロリストでも、
すべて仏教の出家修行者として成仏させることができる。
世界中の宗教を調べても、日本の葬式坊主以外には、
こんな強烈なサービスを提供する宗教者は見あたらない。
現在行われている仏式葬儀は、中世以降の日本で成立した儀礼であるから、
これらの議論も理由のないものではない。
世帯の小規模化が進み、儀式の簡素化を求める社会的な必然性もあるので、
葬儀主宰を業とする葬式坊主は、
これらの葬儀簡素化の社会的風潮とその理論についてもよく理解し、
簡素化の要求に応じつつ、合理的な葬儀が行えるように努力しなければならない。
まとめ
葬儀は、読経・念仏・回向などの追善供養、位牌などの祖先崇拝の儒教儀礼、
戒名の追贈などの出家授戒儀礼に基づいて成立した日本の伝統儀礼である。
葬儀作法については、各宗派が宗教的な意味づけを行っている。
世帯の小規模化のため、葬儀簡素化の社会的風潮がある。
葬式坊主は、社会通念や宗教感情、各宗派の宗教的意味づけ、
簡素化の要求に配慮した合理的な葬儀が行えなければならない。
得度(出家)や修行も宗派によりさまざまで、通信教育で得度することもできる。
検察官上がりの元公取委員長・根来泰周さんは「内面的に充実したい。
心の物差しがほしい」と、京都の中央仏教学院で3年間通信教育を受けて得度した後、
浄土真宗本願寺派の教師研修所で10日間の泊まり込み修業をして住職の資格を得ている。
ただし、住職の資格を得てもすぐにお寺を切り盛りできるわけではない。
そのせいでもなかろうが、自宅を寺院にして活動する坊さんや、
マンション住まいで葬儀業者の連絡を待って、葬式にだけ出かけていく坊さんもいるという。
いただいたお布施の何割かを葬儀業者にリベートとして渡すというから、
これが本当の葬式坊主。
こんな坊さんに引導を渡され、いくら立派な戒名をつけても、
とても浮かばれそうにない。
https://jinjibu.jp/article/detl/hitokane/119/
http://newtou.info/entry/3194/
お葬式と宗教は、切っても切れない関係です。
最近テレビで見た話だと、東京には、「マンション坊主」という人たちがいるそうです。
お寺を持っておらず、マンションに住んでいてお葬式があると葬儀社の手配でお経をあげるのが仕事なのだそうです。
http://www.pacific-en.co.jp/sousikibouzu/text1.html
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